小森　明美

この仕事の楽しさは、発掘現場に立って遺構や遺物が出土して現場ごとや年代ごとで異なるものが出土して、それがどういったものなのか、どのように調査に取り組んだら良いのかなどを考えながら進めていけることです。
自分が担当した遺跡については人員の配置や進捗管理を行います。現場をやり切った時には大きな達成感を感じますし、担当した遺跡については誰よりも詳しく説明できることに誇りを持てます。
会社の雰囲気はみんな仲が良く、思ったことも素直にお互いに伝えられる信頼関係が構築できている点が当社の魅力だと思います。
思い出に残っている現場は貝塚を調査した時です。普段の遺跡では腐ってしまうような遺物が発掘されたりと興味深い現場でした。

遺跡の調査とは言い換えると遺跡を壊している作業です。その遺跡が何であるのかどんなものであるのかを全力で解き明かしていかないと消えていってしまうものなので、一回限りの調査に対しても悩みながら取り組んでいくことに難しさも感じますがやりがいも感じます。
自分で積極的に物事を考えられる方、主体的に動ける方が向いている職種だと思います。